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私は、平成 年第4回定例会に当たり、中央区議会公明党のメンバーとして、区の一般事務について通告書の順に従い質問をさせて頂きます。矢田区長さん並びに理事者の皆様におかれましては、活力ある中央区に更に発展させていくお立場からも、どこまでも区民の視点に立たれて行政運営を推進されますよう強く望むものであります。そうした意味からも、建設的なご答弁を期待いたしますとともに、ご答弁によりましては、再質問を留保させて頂きます。
循環型社会について
2000年通常国会において、循環型社会形成推進基本法が制定されました。これまでの「大量生産・大量消費・大量廃棄」のいわゆる浪費型の社会経済システムを改め、地球環境の保全を重視し、資源やエネルギーを循環利用していく環境型社会「ごみ・ゼロ」社会に向けて、社会の在り方を大きく転換させようとするものです。
本区におきましても「環境と共生する循環型都市中央区」をテーマに「環境保全行動計画」が本年3月に策定されたのをはじめ、「一般廃棄物処理基本計画」が策定され、「中央区クリーン・リサイクル推進計画」も改定されました。
今、環境対策が世界の最重要課題であることは言うまでもありません。なかでも「自然エネルギー」は21世紀のキーワードであり、一刻も早い政策展開を行政に求められております。一般的に「自然エネルギー」は「石油・石炭といった化石燃料以外のエネルギー」と理解されております。使っても減らない水力・地熱・風力・太陽光・太陽熱・潮力(潮の満ち引き)、海洋の表面と深層温度差を利用した発電、そしてバイオマスを含みます。
バイオマスとは、太陽エネルギーを蓄えたさまざまな生物体のことを言い、その典型的なものは植物であり、畜産廃棄物なども含まれます。
アメリカの未来学者でもあり経済学者のヘイゼル・ヘンダーソン博士は、著書「地球市民の条件」のなかで「再生可能な資源とより深い自然理解をベースとしたグローバルな新しい文化の出現を告げており、そこでは物質、エネルギー、時間ではなく、宇宙の基本である光の時代が到来すると予測されております。天然資源を利用してきた人類の歴史は極めて古く、例えば石油はメソポタミア、ペルシャでは少なくとも紀元前3200年頃から人々に知られていたことを証明する遺跡が残っています。また、ガラスの起源も古く、紀元前数千年までさかのぼるといわれ、人類の発展を支えてきた天然資源は今まさに枯渇しようとしています。
博士は「人類は300年にも満たない未曾有の短期間に6000万年にわたって地球に贈られた化石化された太陽エネルギー、つまり石油、石炭、天然ガスのほとんどを採掘し尽くしたと指摘しております。
資源環境技術総合研究所の資料によれば、化石燃料である石油はあと44年、天然ガスは63年、石炭は230年で使いきってしまうと指摘をされています。
また、地球温暖化の影響が異常気象や天災を引き起こし、農業の不振となって現れてきております。「自然エネルギー」は再生可能なエネルギーであると同時に地球温暖化を進めるCO2(二酸化炭素)の発生量が少ないことが大きな長所であることから「自然エネルギー」重視のトレンドは急上昇しております。
国において私達公明党は、自然エネルギー促進法の制定を政策の大きな柱に掲げ早期実現に取り組んでいます。
そこでおたずねいたします。
中央区においては「自然エネルギー」の循環利用について、現在具体的にどのような取り組みをされているのでしょうか。都心部に位置する本区では本来の自然環境と呼べる場所はほとんどありませんが、隅田川をはじめとする河川や運河、東京湾に囲まれた水辺に恵まれた街です。また、平成8年の調査によると本区における建築物の中高層化率は70%であり、東京23区平均23.9%の中では千代田区に次いで高くなっており、今や超高層ビルの建設はあとを断ちません。それによって起こるビル風等、風害は区民の生活や安全を守る上からも切実な課題です。特に東京湾に面した晴海・勝どき地域では、これからも大規模な再開発が行われ、超高層の住宅建設も予定されております。地域の特性を生かして、例えば、ビルの屋上を使って、風力、太陽光を電気に変え、エレベーターを運転するなど、出来ないでしょうか。とくに、風は安定していないだけにエネルギーを取りだすのは難しいといわれていますが、太陽電池と組み合わせることでその欠点を補えば、新エネルギー源として有効であると言われています。単に水辺環境を整えるといった守りの環境対策でなく、これからは積極的に環境対策がプラスになるようにしなければいけないと私は強く思います。「地域で循環できるものは地域で循環させる」という観点から、後世の人々のためにも将来を見据えて早急に中央区における「自然エネルギーの活用」について専門家を交えたプロジェクトチームを作り、調査、研究をすべきであります。区長さんのご決意をお伺いいたします。
区長さんの所信表明にもありましたように「地球規模で考え足元から行動する」ということが環境問題と取り組む基本姿勢であります。本年度より一部地域を除いて可燃ゴミの収集が週2回となり、資源回収も拡大されて、環境に対する区民の関心は高まっております。「区民が主人公の区政」を担っていく上からも、環境にやさしい社会に向けてもっと区民にわかりやすい施策の実現を推進していくと共に、区民への周知徹底と意識の啓発に更に工夫をするべきと思います。
そのうえで生活者としての立場から質問をさせていただきます。
晴海の清掃工場の稼働までいよいよ9カ月となりました。清掃工場には中央区が管理する清掃車は予備3台を含め15台です。一日最大540台の収集車が搬入すると聞いておりますが、民間業者のトラックも含めて、すべての車体に大きく環境標語を取り付けてはいかがでしょうか。標語は環境作品コンクールの作品を活用するとか、あらためて区民から募集しても良いと思います。また、心機一転、車体の色を塗り替えて中央区の特徴を持たせた車にしてはいかがでしょうか。
先日、行政視察で北海道苫小牧市の新ゴミ処理施設を見学させていただきました。北国だからでしょうか、オレンジ系の暖かい色使いの車体の両サイドに大きく標語が掲げられておりました。
中央区においても、ペットボトルの店頭回収を表示した収集車をたまに見かけますが、収集車の車体は思いのほか目に付くものです。区民をはじめ人々の意識の啓発に大いに役立つことと確信いたしますが、区長さんのお考えをお聞かせください。
次に、ゴミの収集回数についておたずねします。
本年度より可燃ゴミが週3回から週2回の収集となりました。
夏を迎えるころから地域住民の方々よりその不便さに対して不満と苦情の声が多く寄せられました。せめて夏期だけでも週3回にして欲しいとの要望も届きました。ゴミの発生抑制の推進のために思いきった施策の実現であったことは認識いたしております。
更にゴミ減量に対して区民の理解を求めるべきではありますが、京橋、日本橋の一部地域では毎日あるいは週4回又は早朝収集が実施されております。区民に対して「公正」「平等」という視点から捉えると必ずしもそうではないように思いますが、区長さんはどのようにお考えでしょうか。又可燃ゴミの夏期における週3回収集についてのお考えをお聞かせください。
夏の一大ページェントである「東京湾大華火祭」を来年も実施するとの前提で、開催後のゴミ収集についてお伺いいたします。本年も8月12日の土曜日に開催され約55万人の観覧者で賑わいました。他では見られない東京湾ならではのスケールの大きい華火にすっかり満足して帰路につく人たちを私もボランティアの一員として見送りました。関係者並びに職員の方々も整理、誘導等大変であったことと思います。
さて、花火大会に遠くから来られた皆さんが喜んで帰られたことは何よりですが、一時に50万人もの人たちが残していくゴミは大変なものです。
月曜日の収集日まで中一日ありましたので晴海通りの沿道で山となったゴミに虫がわき悪臭のためバス停で立っていられなかったとの声もありました。人々がマナーを守らなくてはいけないのは当然のことですが、真夏でもあり、区民の健康・生活を守る意味からも花火大会の翌日にゴミ収集を実施すべきであると思いますが、実行委員会への働きかけを含め、区長さんのご見解をお聞かせください。
マイ・バッグについておたずねします。
ゴミ減量化推進国民会議は平成7年度からゴミの減量化をしようと「包装・容器」を少しでも減らすことを目的に「マイ・バッグ・キャンペーン」運動を全国に呼びかけ毎年10月に実施しております。
日常の生活の中で誰にでもできるゴミ減量のための行動です。「お買い物は自分のバッグ持参で」のこの運動が生活を見直し、容器包装ゴミ問題について改めて考え直すなど、国民の意識を啓発しております。
本年4月に容器包装リサイクル法が全面施行されました。容器包装リサイクル法では、無料配布のレジ袋の重量に応じて再商品化費用を支払う義務が生じます。このため大手スーパー等では買い物客に配るレジ袋の配布量を減らしたり、薄くて軽い袋に切り替えて、量の削減を図る店も増えました。また、生協などが実施している有料袋方式の一斉導入を検討し始めた自治体もあります。容器リサイクル法では袋を有料配布すると「商品」とみなされるため、有料化に歯止めがかかっています。しかし一方では有料方式がレジ袋削減の切り札として注目されています。既にこの方式は生協を中心に広がっており袋を減らす効果を挙げています。5年前に有料化した店では買い物袋の持参率は7割にも達したそうです。
一般に使われているレジ袋は石油を原料とするポリエチレン製で国内の流通枚数は年間約二百八十億枚にのぼります。レジで当たり前のように受け取るレジ袋1枚がどれだけの資源を消費しているかといいますと、原油20.6mlになるそうです。
読売新聞には1年間に原油5億7800万リットルと1日分の輸入量に近い量を消費し、約28万トンのゴミを出していることになるとありました。ニュース報道でも紹介され波紋を呼んでいますが、杉並区においては新たな税財源確保策として、レジ袋有料化を導入するかどうか、レジ袋に関するアンケート調査も既に行い、真剣な討議がされています。関係者に聞きましたところマイ・バッグ・キャンペーン運動がきっかけになったと話しておりました。
中央区もこのマイ・バッグ・キャンペーン運動に参加していると聞きましたが、全く実感がありません。中央区ではマイ・バッグを健康フェスティバル等の参加者に配布しているだけです。10月がキャンペーン月間ということですが、「区のお知らせ」の片隅にもありませんでした。参加自治体としても区民へのPRを含め、ゴミ減量のためにもっとマイ・バッグ運動を強力に推進するべきと思いますが区長さんのお考えはいかがでしょうか。
次に「公園・緑地」についておたずねいたします。
本区では、平成元年4月1日に緑化元年とし、「花の都中央区宣言」を行いました。緑に包まれた清潔で美しい街づくりをめざして、街角の花壇、苗木の即売会、誕生記念植樹、民間緑化助成事業など緑化を促進してこられました。
この8月には晴海地区再開発に伴い、公共空地を利用した区立晴海第一公園がオープンするなど本区の公園の面積は年々増加しております。
平成12年4月1日現在の1人当たりの公園面積は、東京23区平均4.5uであるのに比べて中央区は7.15u、23区の中で6番目に高いと聞きました。果たして区民の皆さんはご自分が7uもの公園面積をもっていると実感されているでしょうか。
公園と聞けばまず緑を思い描きます。 過日私が晴海の高層ビルから銀座方面に向かって区内を一望しました時、都立公園である浜離宮恩賜庭園のほかには、ほとんど緑がないことにあらためて驚きました。一人当たりの公園面積は高いのに土地面積に対する緑の割合、いわゆる緑被率は、23区平均15.6%に比べて、中央区は7.4%と断然低く、決して緑が十分とはいえない状態です。日頃より地域の方々からも緑をもっと増やして欲しい、とよく言われます。
平成10年度「公聴の記録」を見ますと「区長への手紙」「区政モニター通信」の受付件数は、土木部に対する意見が圧倒的に多く年々増えています。なかでも公園や緑化に関する要望が目立ちます。それだけ区民の生活にとって身近であり、改善に対し期待も大きいと思います。
商業の街、中央区にあっては、コンクリートの建物が立ち並び、土を見ることはありません。公園や緑地が人々に安らぎを与える唯一の場所でもあるからです。
中央区には児童遊園も含めて90カ所の公園がありますが、地域性、利用状況によって格差が生じてきています。
ある児童遊園では、ジャングルジム、すべり台等の遊具が揃っているのに、今では地域に子どもがいないために、せっかくの機能を果たすことができません。
そういう所は樹木や花壇を多くして、野外テーブルを置いたり、ベンチを増やすなど工夫すれば、くつろぎの場となり、高齢者や在勤者などに利用が広がるのではないでしょうか。
公園は利用者を特定できないのでその地域のニーズに合わせて整備していくのは困難であり、担当者のご苦労も多いことと思いますが既存の公園の中で利用度が低い、あるいは利用勝手の悪い公園については、その原因をお調べいただき速やかに工夫改善をお願いするものであります。地域によっては家庭菜園、花壇など土と親しめるよう常時区民に提供する公園もあって良いかと思います。区長さんはどのようにお考えですか。
次に「屋上等緑化事業助成制度」についておたずねいたします。
この制度は屋上やベランダ等を緑化する場合にその費用の一部を区が助成するものです。区が発行している「わたしの便利帳」をひらくと、「生活環境」という項目の中に「緑」というコーナーがあり、この制度が紹介されております。緑化にかかった事業費用の50%の額を助成できるとし、屋上、ベランダは5万円、壁面は5,000円、プランターは2万円と、それぞれ1uあたりの助成額が定められております。そして合計200万円までとなっております。
ところが予算を見ますと区全体の事業予算が過去3年において、毎年200万円の計上でした。
そこで、質問させていただきます。
まず「わたしの便利帳」で1件あたりの助成限度額が合計200万円と明示してあるにもかかわらず、区全体の事業予算が200万円とは納得がいかないものです。どういうお考えのもとに予算をたてられたのでしょうか。
実績があがらないので予算が必要ないと言うように思えますが、実績をあげるために制度の改善や事業のPRをまず行うべきと思います。そうした意味では緑化事業の推進に対してあまりにも消極的であると言わざるを得ません。
区長さんのご見解をおたずねいたします。
「区のお知らせ」11月1日号に「区政モニター」からの声が紹介されておりました。その中にも「緑化推進のために、ビルやマンションなどの屋上緑化を義務づけることができないか」とのおたずねに対し、「敷地面積が1,000u以上の建築物を緑化指導の対象とする方向で検討中であり現在、既存ビルの屋上緑化の費用は助成している」と答えておりました。
「屋上等緑化事業助成」の過去3年の実績を見ますと平成9年度3件で87万円、平成10年度は3件で207万円平成11年度は1件で146万円でした。3年間で7件の内訳は、企業団体が5件、個人が2件であったと伺いました。ビルが最も多いお隣の千代田区では現在道路と生垣の緑化事業助成を屋上とベランダまで拡大することを来年度実施に向けて検討中だそうです。
中央区は他区にさきがけて平成6年から実施しており、地域の特性を活かした魅力ある施策であるにもかかわらず、成果の内容が大変乏しく残念に思えてなりません。
屋上の緑化はその重量や水はけの問題もありますが、相談に来られた多くの区民の方々は、事前相談から助成金の交付に至るまでの間に、申請書提出、書類審査、現地調査そして検査など、手続きに大変な手間と時間がかかることが理由で遠慮する人が多いと聞きました。
この制度はビルをもっている人や企業、団体だけでなく当然一般家庭も対象となっております。
今ベランダ等でガーデニングを楽しむ人たちが増えております。緑化の対象面積は1u以上となっておりますが、これも一般家庭の利用を妨げている大きな一因になっていると思います。
平成11年3月に策定された「みどり粋いき 中央区 緑の基本計画」の中には「まちの中に緑を増やしていくために区民の身近な緑化などが不可欠であり、緑化の相談などによる情報提供、助成等の区民の緑づくりを技術的、財政的に支援する体制づくりが必要である」とあります。
単なるうたい文句で終わらせるのではなく施策の実現は区民にとって実感を伴うものでなくてはなりません。
中央区に緑を着実に増やしていくためにも「屋上等緑化事業助成制度」について、事業内容の見直しをするべきと思いますが、区長さんのご見解をお伺いいたします。
最後に公園のごみ箱についてお伺いいたします。
区内公園のごみ箱はカラスなどによってゴミが散乱しないようふたを取り付けるなど様々な工夫をされておりますが、新しい公園を除き、ほとんどが分別されておりません。ごみ箱を分別にしても利用者のマナーが良くならないかぎりゴミの混入はさけられず効果は望めないとのご説明でした。
過去において、ある公園で分別を試みたそうですが、効果が上がらず結局公園内のゴミ箱を撤去するに至ったとも伺いました。
私は現在では社会全体がゴミ問題と取り組み、人々の意識も過去に比べると大きく高まっていると思います。先日も公園の中のゴミ箱の前で子供が燃えないゴミをもって母親に聞いている光景を見ました。お母さん方からも、毎朝清掃の人が時間をかけてゴミを分別している姿を見て気の毒に思うとの声もありました。今では家庭においてもあらゆる施設においてもゴミ箱は分別になっています。
私はゴミ問題は時間のかかる問題と思います。まして子供の時からそういう意識を育てていくことも大切なことと思います。そうした意味からも子供と母親との関係、家庭教育の面でも身近な公園でのゴミ問題を着実に行っていくことが大変重要なことと思いますので、是非工夫を凝らした分別の方法を実施すべきと考えますがいかがでしょうか。
以上で私の第1回目の質問を終わります。 ご静聴ありがとうございました。